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詳細情報

件名

後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書

番号

意見書第3号 

本会議議決結果

議決日:平成20年6月27日
議決結果:否決

内容

 平成18年6月の健康保険法等の一部を改正する法律により、75歳以上の後期高齢者等を対象とした後期高齢者医療制度が、本年4月1日から実施されることになった。
 導入から2か月以上経過したが、保険証の未到達や保険料の徴収ミス、年金からの保険料天引きをめぐるトラブルが相継ぎ、すでに制度は信頼を失いつつある。
 この制度は、年金から保険料が強制徴収されること、保険料が払えない場合は窓口で医療費を全額負担させること、担当医の導入で医療の選択がせばめられるおそれ、など、制度設計上の多くの問題点がすでに関係者からも指摘されてきたところである。なかでも75歳以上の高齢者人口が今後急速に増加することが予想される中で、保険料の段階的な値上げがないと制度維持がむずかしいこともすでに指摘されてきた。激変穏和措置や低所得者への減免措置といった一時的な手直しでは、朝令暮改を繰り返して混乱を更に深めるとともに、高齢者の負担と不安を募らせるばかりである。
 よって、国におかれては、本制度の廃止を直ちに行い、すべての高齢者が安心して医療を受けることができる医療制度を確立するための検討を行って頂きたい。

 以上、地方自治法第99条の規定により提出します。

  平成20年6月27日

                                       つ く ば 市 議 会

 (提出先)
   内閣総理大臣 福 田 康 夫 様
   厚生労働大臣 舛 添 要 一 様

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