現在位置 :トップページ請願の詳細情報 › 「(仮称)つくば並木三丁目共同住宅新築工事」への行政指導を求める請願書

請願の詳細情報

第24号 「(仮称)つくば並木三丁目共同住宅新築工事」への行政指導を求める請願書

受理番号
第24号
受理年月日
平成17年12月21日
付託委員会
都市建設常任委員会
委員会付託日
平成17年12月22日
審査結果
不採択とすべきもの
委員会審査日
平成18年5月22日
議決結果
不採択
議決年月日
平成18年6月19日

内容

第24号
  「(仮称)つくば並木三丁目共同住宅新築工事」への行政指導を求める請願書

△請願・陳情第24号
請願・陳情第24号
 平成17年12月21日受付

 つくば市議会議長
     久保谷 孝 夫 様

                               請願人  *************
                                     ** *******
                               住  所 ***********
                               電  話 ********
                                             ****

                               紹介議員 金 子 和 雄
                                    塙   豊 光
                                    田 宮 直 子
                                    小 野 泰 宏
                                    五十嵐 立 青
                                    永 井 悦 子
                                    瀬 戸 裕美子


       「(仮称)つくば並木3丁目共同住宅新築工事」への行政指導を求める請願書

【内容・要旨】
 現在並木3丁目21−4(公務員住宅跡地)に10階建て地上30m戸数 159戸の規模のマンション「(仮称)つくば並木3丁目共同住宅」を建てる計画が進行しています。
 平成17年11月28日と12月12日に事前説明会が開催され、設計者((株)アークロード)から工事内容について説明を受けました。法的には問題ない計画であるという説明でしたが、建設計画の内容は、現在までの居住環境を著しく阻害するものであり、かつ「つくば市敷地制限条例」等で謳われている「敷地の植栽、駐車スペース、日照、相隣関係、防災等を考慮し、できるだけゆとりのある生活環境を保つ」という趣旨に反しており、加えて並木3丁目の地域特性(住環境・道路状況・自然環境)を無視しているとしかとらえられない内容でした。
 この計画に基づいて建設が行われた場合、下記の具体的請願の理由に示したとおり、近隣の居住環境のみならず、並木3丁目地域全体の将来の街づくりに多大なる影響を与えることが懸念されます。
 また、このような大規模なマンションの場合、出入りの車両、通過車両の増加、さらにマンションの敷地内に駐車しきれない車両の近隣への路上駐車、周辺通学路への迂回が当然予想され、児童、生徒をはじめとする付近住民にとって著しく危険になり、交通事故の多発へと繋がりかねません。また、現在でも通勤通学時の渋滞は悪化の一途を辿っているにもかかわらず、今回の乗用車の急激な増加は、周辺道路の混雑と通勤通学時の更なる渋滞へと繋がりかねません。
 筑波研究学園都市は、国家プロジェクトとして土地区画整理事業を主体に健全な街づくりが行われてきました。ゆとりある研究・居住環境を目指して計画された街も、今回示された計画がまかり通るようでは、建物が密集した危険で雑然とした街になりかねません。
 本建築計画で特に問題であるのは、土地売却の公募の際に関東財務局からの問合せに対してつくば市が出した「土地売却の公募の際の売却条件として、建築物の階数や高さを既存の宿舎と同等もしくはそれ以下とする」という要望を、建設業者が、利益を優先してまったく無視している点です。もし、この要望に添うならば、元の公務員住宅の高さである3階以上の建物を建てる計画はできないはずです。
 従って、並木3丁目地区の良好な住環境を守る為に、利益のみを追求するのではなく、住民の意向を汲んで、この地域特性にふさわしい地域住民との共生が可能な計画への修正を今後事業者に求めて参ります。
 ひいては、貴職におかれましては、このような戸数の多い高層マンションの建設計画を取りやめ、つくば市の健全な街づくりに協力し、3階以下の低層住宅に設計を変更するとともに、建築確認の申請は住民の十分な了解の後に行うように、事業者に行政指導賜りますように衷心より強くお願い申し上げます。

【具体的請願項目】
請願項目1)建築建物を3階以下の低層住宅に設計変更することを求める。
理由1:日照の問題
 設計案は日影規制の最低条件は越えているものの、西側の並木中学校では冬場、授業が始まってもしばらくは建物の影の中なので、生徒達が寒い思いをする。更に、東側隣接住民宅では午後にはほとんど日が射さなくなり、その影響は極めて大きい。
理由2:プライバシーの問題
 ベランダからののぞきなど、東側隣接住宅の住民のプライバシーを侵害する。また、西側では、並木中学校のプールがよく見えるため、こちらの覗きに対しても心配の声が寄せられている。
理由3:騒音の問題
 東側では、道路をはさんでいるものの、隣接住宅地の受ける圧迫感は著しいものである。また、エアコンがマンションのベランダに多数置かれるので、夏期・冬期においては多数台のエアコン運転によって発生する騒音・低周波振動による被害が予想される。

請願項目2)駐車台数を減らす、すなわち、建築の総戸数を大幅に減らすことを求める。
理由:交通安全上の問題
 現在計画している駐車方法は、3階建て立体機械式駐車場であり、車の出し入れに大幅な時間がかかる。かつ、来客用の駐車場がほとんど確保されていない。このため、近隣の道路における路上駐車が大幅に増えることが懸念される。さらに、一カ所だけに設けられた他の 200台以上の車の出入り口前の道路は、並木中学校及び付近の複数の高校の通学路であり、自転車通学の生徒もかなり多いため、駐車場から一気に車が出てくる通学時間帯は特に危険である。

請願項目3)道路面に沿った駐車スペースを設置しないことを求める。
理由:交通安全上の問題
 設計によると、1階の住居の駐車場は、道路に直接面しており、そこから出入りする構造となっているが、ここは桜南小学校の通学路であり極めて危険である。
                                              以上

Copyright(c) 2009- つくば市議会 Tsukuba City Council. All Rights Reserved.