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件名

第24号  「(仮称)つくば並木2丁目共同住宅新築工事」の設計変更を求める請願書

受理番号

第24号 

受理年月日

平成18年8月25日

委員会付託日

付託委員会

都市建設常任委員会

委員会審査日

平成18年9月13日

審査結果

不採択とすべきもの

議決年月日

平成18年9月15日

議決結果

議決結果:不採択

内容

△請願・陳情第24号
請願・陳情第24号
 平成18年8月25日受付

 つくば市議会議長
     久保谷 孝 夫 様

                        請願者代表 住所 ****************
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                        紹介議員  五十嵐 立 青
                              瀬 戸 裕美子
                              宮 本 次 郎
                              田 宮 直 子


        「(仮称)つくば並木2丁目共同住宅新築工事」の設計変更を求める請願書

 現在並木2丁目9番(地番)(公務員住宅跡地)に14階建て地上 43.28m戸数 240戸の規模のマンション「(仮称)つくば並木2丁目共同住宅」を建てる計画が進行しています。

経緯
 平成18年7月21日に、計画地の道路に面した場所に「建築計画のお知らせ」看板が設置されました。また、建築計画に関する概要資料が近隣の住宅に総合企画業者より配布されました。平成18年8月4日に業者の説明会が開催され、建設計画の内容について説明を受けました。業者は、法的には問題ない計画であることを繰り返すのみでした。

問題点
@つくば市敷地制限条例の趣旨との不一致
 「つくば市敷地制限条例」等で謳われている「敷地の植栽、駐車スペース、日照、相隣関係、防災等を考慮し、できるだけゆとりのある生活環境を保つ」という趣旨に反しています。さら並木地区の地域特性(住環境、道路状況、自然環境)が考慮されていない内容です。
Aつくば市が計画中の高度地区指定の無視
 平成18年3月議会において、つくば市内への高度地区の導入が市長より表明され、9月議会に素案が提出される予定です。高度地区は地区ごとに建築物を適正な高さに制限するものであり、3、4階建てが中心の並木地区の現状から、その指定高さが14階建てを超えるものになることは想定されません。説明会で業者は、高度地区指定がなされれば既存不適格物件になることを承知の上での建築計画であることを認めています。つくば市がまち
づくりの方向性を明確にしているにも関わらず、このような駆け込み的計画を行うことは、企業の社会的責任が問われると同時に、業者がつくば市のまちづくりの意思を軽視していると判断せざるを得ません。
B防犯・交通安全上の危険性
 当該計画のような大規模マンションの場合、出入りの車両、通過車両の増加、さらにマンションの敷地内に駐車しきれない車両の近隣への路上駐車、周辺通学路への迂回が当然予想されます。このことは、児童、生徒をはじめとする付近住民にとって著しく危険になり、交通事故の増加が考えられます。
 具体的に現状の通勤帯(8時〜9時)における並木地区から東大通りに通ずる2本の道路(産業総合研究所入り口の並木2丁目交差点及び並木高校隣接の梅園2丁目交差点)の通過車両を4日間(8月8日〜8月11日)に渡り、計測した結果、各交差点で約 400台の車が通過することがわかり、3〜4回の信号待ちを余儀なくされています。計測当日は夏休み中であり、平日においては、小中学生及び高校生の通学時間帯でもあり、非常に交差点周辺道路が混雑し、なおかつ自転車、歩行者が大変危険で、すでに交通量が限界に達していることが明らかになりました。今回のような大規模マンションが建設され、 240戸入居された暁には、用意されている駐車場が 369台あることから、その半数以上が通勤通学に使用されることは容易に想像できます。世帯数から、朝の通勤ラッシュ時には、交通車両が現状より約25%以上増えることが考えられます。このことは、現在の道路事情からして交通に混乱を起こす可能性が非常に大きいと考えられます。
C日照時間の減少と隣接公園の凍結
 日照時間の問題について、業者から提出された資料を検討した結果、冬至で地盤面+0mでの日陰は、マンションの西側で最も影響を受けます。宿舎が2棟立地している当該場所は、午前11時近くまで日陰となります。また、西側にあるなみき児童公園は、11時近くまで公園全体から日陰がなくなりません。その他の6棟の住宅は、9〜9時半ごろまで日陰となります。その他、北側の住宅では13〜14時の間日陰となります。これらの高層マンションによる日陰は、住民の朝のすがすがしさ、洗濯物の乾きやすさ、動植物への影響や降雨後の土地の乾きやすさが損なわれます。さらに子供たちの遊ぶ場であるなみき児童公園では冬場はいつも霜柱が消えない状況になることが予想されます。
D建築物の圧迫感
 当該地区は元々3〜4階建ての住居で作られた住宅地の中心であり、隣接敷地とほとんど離れていない所に14階建て(高さ 43.28m)でなおかつ 240戸の大型マンションが建設されることは、従来の住環境に慣れ親しんで来た住人に対して与える圧迫感は極めて甚大です。窓を開ければ威圧感を示す壁のような建物は、近隣住民にとって生活環境を著しく損ないます。
 これらの問題を踏まえ、以下の項目を請願致します。
 一.「(仮称)つくば並木2丁目共同住宅新築工事」の計画について、平成18年3月議会において全会一致で可決された「セットバックルールに関する請願書」の請願項目「これらのルールが決定・施行するまでの間も安全や衛生などへの悪影響が懸念されるので、緊急的な行政指導を行うように関係部署に働きかける。」に基き、つくば市のまちづくりの方針に適合させるべく、行政指導を行うことを働きかけること。

以上、よろしくお願い申し上げます。

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