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会派代表質問・一般質問一覧

会議名

平成29年 3月定例会

質問日

平成29年3月6日 (会派代表質問)

議員名

小野泰宏 (公明党)
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通告内容

・首長の出す方向性、政治姿勢について
・「世界の明日が見えるまち」の実現について
・「つくばモデル」の実現のために市職員の方々に望むこと、市役所の組織文化について
・未来を担うこどもを育てる教育について
・市民と地域に寄り添い、ヴィジョンを描くについて
・「車がなくてもどこにでも行けるまち」の実現について
・行政運営の見える化について
・安心の子育て、頼れる福祉について
・便利なインフラについて
・水道及び下水道事業における未整備地区への施設整備、老朽化対策及び耐震化対策等について
・誇れるまちの実現について
・観光の取り組みについて

質問要旨

1 首長の出す方向性、政治姿勢について
 首長の出す方向性の大事さについては、同感とするところです。特に、政治的意思決定の際には、広く様々な情報を収集して分析、そして行政の使命の観点から公正公平に判断をされることを望みます。多様な価値観の現在では、尚更重要な観点と考えます。
 市長として、このような責務をどのように受け止め、どのようにして意思決定を行っていこうと考えておられるのか、市長の政治姿勢について伺います。
2 「世界の明日が見えるまち」の実現について
 「世界の明日が見えるまち」とのテーマを掲げていますが、そのテーマの選定理由について市長の率直な考えを伺います。
 また、今回のテーマを達成するために展開する施策との関係について、市長が最も大切にしたい「思い」について伺います。
 そして、市長の4年間の任期における平成29年度の位置づけは、どういう位置づけになるのか、さらに任期における各年度ごとの目標や考えがあれば伺いたいと思います。
3 「つくばモデル」の実現のために市職員の方々に望むこと、市役所の組織文化について
 1000を超える市の事務事業において、市長がすべてを把握することは困難です。あらゆる場面においてトップの理念を浸透させていくために、会議の運営見直し等を含め様々な手法を通じて市政が目指す方向性等について庁内の意識共有を図る必要があると思われます。
 そして、最終的には全体感としての市役所の行動理念・組織文化が問われると考えます。実現のために、今後、職員の方々に望むこと、そしてどのような市役所の組織文化を構築したいと考えているのか伺います。
4 未来を担うこどもを育てる教育について
 「社会力」の概念と今後取り組もうとする教育行政についての方針・施策について伺います。
 また、その取り組みは、これまでつくば市が行ってきた教育行政の取り組みと、どこが同じでどこが異なるのか、その違いについて体系的・具体的に伺います。
 さらに、学校等適正配置計画の見直しについても言及されていますが、その背景・理由・見直しの着眼点・想定している地域について伺います。
5 市民と地域に寄り添い、ヴィジョンを描くについて
 市内の6地区は、そもそも人口構成からして全く異なるなど一律の施策展開では、再生は困難と感じています。所信では、そのための対策、施策について述べられていますが、全体として組織の設置であり、現状に対する原因分析が述べられておりません。こういった地域の問題の背景として、どこに問題の所在があると考えているのか伺いたいと思います。
 また、今後の大きな方向性として、地域の持続的なマネジメントとして、どのような方向性・あり方が理想と考えているのか伺います。
6 「車がなくてもどこにでも行けるまち」の実現について
 述べられておられる「まち」実現のためには、私は、公共交通体系の見直しという一つの側面からではなく、縦割りではない、横断的な面からの施策推進が不可欠と考えます。つまり「まちづくり施策と交通施策との整合性・連携」です。欧州ではすでに約30年前にこのことに着手し、最近、国内でもこの点について具現化する計画策定が始まりました。考え・方策について伺いたいと思います。
7 行政運営の見える化について
 行政においては、納税者とサービスの受け手において、必ずしも一致しないことがあるために、納税者の理解を得るために絶えず説明責任を果たしていく必要性があります。大規模案件であれば、そのことは尚更です。
 しかし、それでも多様な価値観がある現在、実際には行政が行う事業においては、「税金」という側面上、様々な観点・論点が浮上します。特に現役世代の方々にとっては、情報がなかなか行き届かない場合があります。多くの市民に対する施策への理解、合意形成については、どのように行おうと考えているのか伺います。
8 安心の子育て、頼れる福祉について
 一億総活躍社会は、今後の社会の大きなテーマでありますが、忘れてはならないのは国連SDGsにあるように「誰も置き去りにしない」という基本理念・精神であると思います。切れ目のない福祉を展開し、各世代の負担の軽減もあわせて図っていただきたいと感じます。以下の内容・構想について考えを伺います。
(1)公設民営児童クラブ等などの放課後児童対策における保護者負担軽減策
(2)地域課題の発見・共有化と問題解決に向けた福祉関係者の「包括的な」地域づくり
(3)一人ひとりを支えることができる「包摂的な」地域づくり
9 便利なインフラについて
 公共施設の数が大変多いつくば市ですが、現在の枠配分の予算編成の中では、公共施設の老朽化対策については、後年度になっていく傾向が高く、改善が難しいのではと考えます。
 着実なインフラマネジメントを実行するためには、全庁的な視点から別建てで当該予算を予測して、かつ平準化していく仕組み・取り組みが必要と考えます。考えについて伺います。
10 水道及び下水道事業における未整備地区への施設整備、老朽化対策及び耐震化対策等について
 生活に不可欠なインフラである水道及び下水道の整備・対策は、地域格差是正の観点からも、最も重要な事業の一つです。つくば市の地域事情を理解した上で、どのような方針・計画で課題を解決していこうと考えているのか、伺います。
11 誇れるまちの実現について
 「誇れるまち」の実現のためには、述べられている施策の他に、更に深い精神性とストーリーが必要ではないかと感じています。
 「シビックプライド」という言葉があります。個人個人が「まち」に抱く誇りや愛着のことです。一人ひとりが「まち」を構成する一員であるという当事者意識を持って自発的に「まちづくり」に参加することを意味します。
 1990年代後半のイギリスで、都市の研究が進んだことにより注目されました。現在、国内外でその効果が報告されています。
 つくば市民が、自らの街を、より「誇れるまち」と実感できるように、検討を進めてほしいと提案しますが、考えについて伺います。
12 観光の取り組みについて
 観光に関しては、資源を活かす観点と共に、地方創生の動きと連動した取り組みが必要と考えます。つまり「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役としての(仮称)「つくば地域DMO」の設立を図ることです。
 多様な関係者と協働しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するためには、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた「つくば地域DMO」の存在が必要と考えます。考えについて伺います。

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