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会派代表質問・一般質問一覧

会議名

平成11年 3月定例会

質問日

平成11年3月11日 (一般質問)

議員名

金子和雄

通告内容

介護保険と福祉行政について
児童館事業について
学校給食について
廃棄物処理について
常磐新線鉄道建設事業に係る環境影響評価について

質問要旨

介護保険と福祉行政について
 介護保険のスタートに向けての取り組みが進められる中、昨年の介護保険法施行令・介護保険の国庫負担金算定など政省令の残りの部分を今月中に公布するとしている。全国市長会も厚生省の試算方法をもとに調査し一号保険料の試算状況を発表した。各自治体でも要介護認定モデル事業にも取り組み、要介護認定基準・介護支援専門員の基準・介護保険事業計画・二号保険者の介護保険の疾病範囲・介護の施設と在宅の事業者指定・市の事務処理・保険料の算定・高額サービス費・市の経費・介護報酬など直接介護保険に係わる課題。さらに、介護保険給付とならない老人保健福祉計画で行われている現行サービスの保証と他の福祉サービスの保証。介護保険と社会福祉協議会との関係。などを含め課題が山積する事業であります。これまでの取り組みと以上の事柄を含め介護保険について伺いたい。
 障害者プランが策定されることになってきているが、一番大切なことは策定段階でどのような人々の構成でプランを作り上げていくかであります。先の議会でも審議会の委員の選考について質しましたが、障害者プランこそ障害を持つ当事者の方々と共同作業で作るべきと考えます。以上のことを含み何時頃までに作成していくのか伺いたい。
 ガイドヘルプサービスについてであります。この制度は、つくば市社会福祉協議会の資料によりますと利用対象となる方に制限がついており、現在この制度を利用できるのは重度の視覚障害者となっています。昭和63年の厚生省社会局長通達から市町村が実施主体となり平成3年3月を持って県の事業から市町村の家庭奉仕員派遣事業の一部としてガイドヘルパー派遣事業として実施されているのが現状であります。各市町村での利用対象範囲が異なる場合もあり、利用範囲の見直しを求める声もあるが、つくば市の利用対象者の範囲の改正についての考え方を伺いたい。全身性障害者の介護人派遣事業、いわゆる自立生活センター方式について市の考え方を伺いたい。

児童館事業について
 児童館の開館延長についてはつくば市学童保育連絡協議会と市長との懇談会も持たれるなど開館時間の延長を含め改革が実施されようとしているが、開館延長に伴う諸課題の解決と課題についてどのように処理してスタートするのか伺いたい。このことは児童館事業全体で大きく変わるわけでありますので、今後の児童の保育の在り方も含めて児童館の方向性を示してほしい。次に、児童クラブ事業についてでありますが、現在は市との委託契約で学校施設を利用して実施されています。その他の地域でも開設できないかとの相談もあります。児童館の新設が侭ならない今日では補助事業としての支援を強めていくことが市の役割ではないかと思いますので、クラブ事業の育成について市の考え方を示してほしい。

学校給食について
 学校給食では食器類の改革と産地米の導入などについての努力がみられ、改善を求めていた立場からも引き続きの学校給食の意義の高揚に努力をしていただきたいと思います。しかし、農作物の生産方法の多様化を含め、近年の遺伝子組み替え食品の対応については厚生省・農林省、市民団体等々で様々な論議があります。市の給食の食材について遺伝子組み替え技術でつくられた食品の利用についての考え方と対応について伺いたい。

廃棄物処理について
 廃棄物については、一般廃棄物の処理と産業廃棄物の処理に分かれ、一般廃棄物の処理は筑南クリーンセンターで焼却され、粗大ごみや不燃ごみは破砕して可燃と有価物と選別しているが、産業廃棄物処理については民間企業の処理業者が民間処理を行っているのが現状であります。産業廃棄物処理については県内29施設があると報道さているがいずれもダイオキシンの排出規制に関しては改正廃棄物処理法の改善で義務づけられた緊急対策の新基準を昨年末までに満たしているという。しかし、一日あたりの処理能力のない施設では規制もなく相変わらず古い焼却施設で処理したり野焼状態でといわれています。所沢の例を言うまでもなく市民が安心して生活できる環境を提供するために市は公立・私立を問わず関係機関と綿密な連絡体制を確保し情報の開示を含め、先頭に立ち対応策を示すべきであるが市の考え方を伺いたい。

常磐新線鉄道建設事業に係る環境影響評価について
 常磐新線の鉄道建設に伴う環境影響評価で市の立場として工事中と鉄道使用時の環境の変化が生じた時の対応について具体的に聞きたい。工事中の土壌汚染・騒音・振動・地盤沈下について工事が始まってから状況の変化が発生したときの対応策について伺いたい。また、列車の供用開始時の騒音、振動等では予測した以上の数値がでるのがこれまでの鉄道や高速道路の建設て明らかになったりしていますが、これらのことが生じた場合の対応策を明示すべきであるか如何お考えか伺いたい。

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