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件名

東京電力・福島第一原発事故の早急な収束とエネルギー政策の転換を求める意見書

番号

意見書第1号 

本会議議決結果

議決日:平成23年6月20日
議決結果:原案可決

内容

東京電力・福島第一原子力発電所の事故によって,つくば市でもほうれん草・新茶などが一時出荷停止となったり,農作物に風評被害が出ています。子育て中のお母さんたちから,放射線被曝を心配する声があがっています。
政府と東京電力は,原発事故を早急に収束させるために,情報を全面的に開示し,内外の専門家・技術者の知恵と力を総結集すべきです。
情報の全面的開示は,市民にとっても判断の基準が提供され,いたずらに不安をあおられることを防ぐことになります。

現在の原発技術は本質的に未完成です。莫大な放射性物質の完全な処理技術は存在しません。世界有数の地震・津波国であるわが国に集中的に建設することは,危険極まりないものです。政府は,国民的合意のもと,期限を定めて,段階的に原発の比重を小さくしながら,エネルギー政策の転換をはかるべきです。
国連の専門家機構「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は,このほど「2050年までに世界のエネルギー需要の77%を再生可能エネルギーでまかなうことが可能になる」という見通しを明らかにしました。
将来に向け,原発なしのエネルギー確保を推進し,政策の転換を求めます。

以上,地方自治法第99条の規定により提出します。

 平成23年6月20日
つくば市議会
(提出先)
  内閣総理大臣 様
  経済産業大臣 様

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