第10号 早期の学校耐震化及び教育復興を求める請願
第10号
平成23年8月19日
文教福祉常任委員会
平成23年9月12日
採択すべきもの
平成23年9月16日
議決結果:採択
請願23第10号
平成23年8月19日
つくば市議会議長
飯 岡 宏 之 様
請願者 住所 茨城県水戸市*******
茨城教育会館2F
氏名 茨城県教職員組合
代表 *******
署名623筆
紹介議員 五十嵐 立 青
早期の学校耐震化及び教育復興を求める請願
請 願 趣 旨
今回の東日本大震災は、過去に経験のない甚大な被害をもたらしました。大地震とその後に続く津波では多くの犠牲者をだし、未だその全容は確定できません。また、続いて起きた原発事故は、実質的な被害とともに風評被害などその影響は今も続いています。
学校現場においては、茨城県内で自校が使えなく他の施設や学校で教育をしなければならない11の小中学校をはじめ、県内92%の学校で校舎等の被害があったと確認されました。この間、教職員・関係者は自らの被災も省みず、不安を募らせる子どもたちの安全確保、心のケア、そして避難所の運営、学校施設の応急復興、授業再開に向けて奮闘してきました。しかし、通常の教育活動とはほど遠い状況にある学校が、数多く報告されています。
復興には、長い時間が必要と思われますが、子どもたちがその中心的役割を果たすと考えます。早期に学校施設等の復旧が必要になります。子どもたちに「いつもの学校」を用意するには、行政からの財政的な支援と人的な支援が必要になります。
さらに、これから数年にわたり、大規模な余震が起こるとの専門家からの指摘も報道されています。茨城県の学校耐震化の状況は、55.7%(平成22年4月 文科省調査)であり、大きく全国平均を下回っています。更なる被害が起こることも想定される状況です。
こうした観点から、下記事項について請願いたします。
請 願 事 項
1.今回の東日本大震災からの教育復興については学校現場の意見をもとに全力でとりくむこと。
2.学校施設の耐震化を早急に行うこと。