第11号 米価の大暴落に歯止めをかけるための請願
第11号
平成22年11月24日
環境経済常任委員会
平成23年6月15日
趣旨採択すべきもの
平成23年6月20日
議決結果:趣旨採択
請願22第11号
平成22年11月24日
つくば市議会議長
鈴 木 富士雄 様
請願団体 県南農民組合
組合長 *******
住所 茨城県取手市*****
紹介議員 橋 本 佳 子
瀬 戸 裕美子
米価の大暴落に歯止めをかけるための請願
【請願趣旨】
農水省は、米戸別所得補償モデル事業によって米の需給は均衡し、米価は安定するとしてきましたが、相対価格は下落を続け、22年産の9月の相対価格は前年を14%、2,000円も下落する事態に至っています。
各地のJAが示した概算金は1万円程度、中には7千円台という驚くべき水準で、農家に衝撃を与えています。
いま農村では、農家があまりにも安い米価に失望し、無策で冷淡な政府の姿勢に憤りを募らせています。こうした事態を生み出した最大の原因は、戸別所得補償を口実に「価格対策はとらない」と公言してきた政府の姿勢にあることは明らかです。
この数年来、生産費を大幅に下回る米価が続いている中で、生産者の努力は限界を超えており、かつて経験したことのない米価の下落が、日本農業の大黒柱である稲作存続の土台を破壊し、それはまた国民への主食の安定供給を困難にし、政府が進める米戸別所得補償モデル事業さえも台なしにするものと考えます。
私たちは、米の需給を引き締めて価格を安定・回復させるためには、政府が年産にかかわらず、過剰米を40万トン程度、緊急に買い入れることが最も効果的であると考えます。
以上の趣旨から下記の事項についての意見書を政府関係機関に提出していただくことを請願します。
【請願項目】
1.米価の下落対策を直ちに講ずること。
そのために年産にかかわらず40万トン程度の買い入れを緊急に行うこと。