第8号 肝炎対策のための基本法の制定を求める請願
第8号
平成21年9月14日
文教福祉常任委員会
平成21年11月20日
採択すべきもの
平成21年12月17日
議決結果:採択
請願21第8号
平成21年9月14日受付
つくば市議会議長
鈴 木 富士雄 様
請願者 住 所 ******
氏 名 ******
紹介議員 金 子 和 雄
肝炎対策のための基本法の制定を求める請願
わが国のB型、C型ウイルス肝炎患者・感染者数は350万人以上と推定され、国内最大の感染症として抜本的な対策が求められています。
多くの患者は、輸血や血液製剤の投与、及び針・筒連続使用の集団予防接種等の医療行為によって肝炎ウイルスに感染しました。その中には、医療・薬務・血液行政の誤りにより感染した患者も含まれており、まさに「医原病」ともいえます。
B型、C型肝炎は、慢性肝炎から肝硬変、肝ガンに移行する危険性の高い深刻な病気であり、肝硬変、肝ガンの年間死亡者数は4万人を超え、その9割以上がB型、C型肝炎ウイルスに起因しているとしています。
また、すでに肝硬変、肝ガンに進展した患者は長期の療養に苦しみ、生活基盤を失うなど経済的にも多くの困難に直面してきています。
平成20年度から、7カ年計画による国の「新しい肝炎総合対策」がスタートしましたが、法律の裏付けがない予算措置であるため、実施主体である都道府県によって施策に格差が生じているのが現状であります。
適切なウイルス肝炎対策を、全国的規模で推進するためには、肝炎対策に係る「基本理念」や、国や地方公共団体の責務を定めた「基本法・根拠法」の制定が必要であります。
よって、つくば市議会は、すべてのウイルス肝炎患者救済のため、国に対し緊急に次の施策を講ずるよう意見書を政府機関に提出することを求めます。
記
請願事項
1 ウイルス肝炎対策を全国的規模で等しく推進するために、肝炎対策のための基本法を早期に成立させること