第11号 ミニマムアクセス米の輸入停止を求める請願
第11号
平成20年8月22日
環境経済常任委員会
平成20年9月16日
継続審査
請願・陳情第11号
平成20年8月22日受付
つくば市議会議長
久保谷 孝 夫 様
請願団体 住 所 ******
氏 名 ******
紹介議員 橋 本 佳 子
ミニマムアクセス米の輸入停止を求める請願
【請願趣旨】
この間、トウモロコシ、大豆、小麦、米などの国際相場が急騰し、輸入穀物を原料とする食品や飼料価格等が値上がりして国民生活に重大な影響をもたらしています。
米や穀物の価格高騰は、全世界に深刻な影響を及ぼし、6月には緊急の「食糧サミット」が開催され、7月の「洞爺湖G8」でも、環境問題とあわせて食糧問題の解決が重要なテーマになりました。
食糧価格の高騰の原因は、複合的で構造的であるだけに価格高騰の長期化は避けられず、今後、影響はさらに深まることが懸念されています。
こうしたなかで、国民に需要のないミニマムアクセス米が年間、77万トンも輸入されていますが、今年4月には価格高騰の影響で初めて不落札になるという事態になっています。
これ以上、日本が不必要なミニマムアクセス米の輸入を継続することは、国際的な価格の高騰に加担し、途上国の食糧を直接奪うことにならざるをえません。国内では「生産過剰」が米価下落の原因であるとして、生産調整が拡大・強化されていることからしてもミニマムアクセス米の輸入は許されるものではありません。
政府は、輸入があたかもWTO農業協定上の「義務」であるかのようにいいますが、本来、輸入は義務ではなく「輸入の機会の提供」にすぎません(99年11月の政府答弁)。
国際的に米や穀物の需給がひっ逼し、先般、決裂したWTO交渉は、今後数年間交渉が宙に浮くことや、ラウンドそのものの崩壊すら取り沙汰されています。今、求められているのは、従来の枠組みにとらわれることのない危機的事態への対応です。よって、次の事項を実現する意見書を政府関係機関に提出することを請願します。
【請願事項】
1.ミニマムアクセス米の輸入を停止すること。