第16号 「無保険の子ども」に関する請願書
第16号
平成20年12月1日
文教福祉常任委員会
平成21年2月23日
不採択とすべきもの
平成21年3月19日
議決結果:不採択
請願・陳情第16号
平成20年12月1日受付
つくば市議会議長 様
請願者 住 所 ******
氏 名 ******
他17団体
紹介議員 金 子 和 雄
永 井 悦 子
瀬 戸 裕美子
田 中 サトエ
「無保険の子ども」に関する請願書
国民健康保険の保険(税)を滞納しているために、資格証明書が発行され「無保険」状態を強いられている中学生以下の子どもが、つくば市で40世帯61人(乳幼児12人、小学生25人、中学生24人。全国で32,903人、茨城県で861人。)も存在することが厚生労働省及び茨城県の調査でわかりました。
私たちは資格証明書の発行が法的に「義務」づけられた時から、国民皆保険制度発足の趣旨に反するものと一貫して「義務化」に反対してきましたが、その「義務化」によって病気になりやすい中学生以下の子ども達が医療から排除されていいる実態が浮き彫りになりました。滞納世帯にとって資格証明書の発行は、即医療機関に行けない、医療を受けられない状況につながっています。心身の成長期にある子どもに受診抑制が発生すれば、将来にわたってとりかえしのつかない事態になってしまいます。正に生存権の侵害であると同時に、昭和26年5月5日制定された児童憲章の3「すべての児童は、適当な栄養と住居と被服が与えられ、また、疫病と災害からまもられる」からも逸脱しているものであります。
よって、以下の事項を速やかに実現していただきたく請願します。
記
【基本要求】
国民皆保険制度の発足の趣旨から資格証明書の発行は、つくば市独自の判断で止めること。
【緊急要請】
1.高校生以下の子どもがいる世帯に対する資格証明書の発行は行わないこと。
2.高校生のいる世帯の資格証明書の発行を調査すること。
3.滞納世帯へは懇切丁寧な相談に乗ること。