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会派代表質問・一般質問一覧

会議名

平成10年 3月定例会

質問日

平成10年3月11日 (一般質問)

議員名

金子和雄

通告内容

圏央道通過地域の環境アセスメントについて
下水道行政について
研究機関との関係について
介護保険制度の導入と市の体制づくりについて
教育行政について
福祉行政について
一連の不祥事と行政の在り方について
市庁舎の建設に関して

質問要旨

圏央道通過地域の環境アセスメントについて
 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)は横浜、厚木、八王子、青梅、川越、つくば、成田、木更津を結ぶ自動車専用の高規格幹線道路として位置づけられ、茨城県内71qで計画されている。市内では常磐自動車道より東側と西側に分かれて事業が進み、工事関係に伴い様々な調査が行われていると思われますが、自然環境調査についてはどのような状況か伺いたい。

下水道行政について
 下水道が完備され快適な生活環境が保たれる事は市民生活においても重要な一つであります。共用開始区域が増えている状況にも関わらず普及率が低い様に思えるが、下水道の使用に対する対策はどのようになっているのか伺いたい。

研究機関との関係について
 現在の科学の進歩は新素材、エレクトロニクス、バイオの先端技術産業を活用しながら進んでいる。それに伴い、これまで私たちは経験したことのない現状に直面してきております。その一つに遺伝子組み替え食品があります。最近では筑波研究学園都市内の研究機関でクローン牛に関する研究の発表がありました。私は過去に理化学研究所や霊長類センターでの研究の安全性について質問してきた経緯がありますが、市内には様々な研究機関があり、私たちは研究内容を知ることができません。それらの研究が危険を伴うものか安全な研究なのか市では研究機関とどのような情報交換を実施しているのか伺いたい。

介護保険制度の導入と市の体制づくりについて
 介護保険の導入は、今後、急速に増える寝たきりや痴呆の高齢者、85歳を越えると4人に1人が要介護状態、介護する者の2人に1人は60歳以上という超高齢化社会で老後の不安や家族介護の不安など一部に大きな負担が生じていることから保険料でスタートされるものです。私は介護については大変重要な事と考えておりますが、介護保険としてスタートすることには異論をとなえてまいりました。しかし、制度が発足しましたので市における高齢福祉の充実に大きな関連をもつと思われる介護保険制度の仕組みについて、また、導入に対応する組織体制について、介護保険制度で市民に対応したサービスの提供のメニューつくりについてはどのように進めていくのか伺いたい。

教育行政について
 最近の学校における生徒と教師の関係を含め憂慮する事態が発生し、特に普通の子と言われている児童までが「キレタ」と言うような言葉を使い教育関係者を驚かせている現状に関心をもつ状況であります。つくば市でも豊里中学校での事件もあり、学校関係者の対応に最大の関心を持つわけでありますが、教育委員会として市内の学校での現状把握について伺いたい。
 障害児教育の補助員制度については前回の議会でも質問してまいりましたが法制並びに財政と協議中との事でありましたので進捗状況について伺いたい。
 新年度における特殊教育を含めた教育の充実に向けた対策・対応について伺いたい。

福祉行政について
 地域福祉推進計画は平成6年から10年度を前期計画とし、11年から15年度を後期計画と定め、その計画の推進が図られてきていると思っています。同計画によりますと前期が終了する時点で見直しを行うとしておりますが、見直しに対する現状認識について伺いたい。また、見直しの方針についても伺いたい。
 つくば市は地域福祉推進計画を策定しており、障害者プランについては、その計画の中で対応できる、また、同計画の見直し時に検討していくとしていたが、同計画は福祉全体の計画であり、国、県も障害者プランを策定し、障害者・児の福祉の向上に努める方向を打ち出しています。つくば市でも障害者プランを策定すべき時期と考えるが、市の方針を伺いたい。
 介護人制度の導入を推進する自治体が増えてきていますが、県内での実施自治体は現在ありません。しかし、この制度が導入されれば重い障害を持つ人々が、更に充実した生活が保証されることは承知の通りであります。その様な立場で保健福祉部と福祉団体の方々との意見交換が進んできていることは大変意義のあることと認識しております。その制度の実現に向けての進捗状況について伺いたい。
 ホームヘルパーの新規採用が市報に掲載されていますが、ヘルパーさんの活動は介護保険制度の導入に係わらず、高齢者や障害者を含めて多くの利用者から有難いとされるサービスです。しかし、利用する立場からの要求は高くなりますが、働く人々の時間は長くなります。しかも、市の職員や委託されている社協の職員よりも労働条件は良くありません。早期勤務、延長勤務、接する人との関係等大変な業務と思えます。福祉の前線で働く人々の身分についての考え方について伺いたい。
 福祉施設では障害の重複化等を含め、職員が臨時職員や嘱託、ボランティアの力を借りて大変な努力で施設運営を行っているのが現状であります。市内の施設状況と通所希望の現況について伺いたい。
 福祉施設職員の増員についての考え方について伺いたい。
 福祉施設には以前、運営委員会があり、運営委員会で施設の事柄について協議の場がありました。近年社会福祉審議会の設置で廃止された経緯がありますが、福祉施設における運営委員会の設置を求める声があります。運営委員会の必要性についての考え方を伺いたい。

一連の不祥事と行政の在り方について
 最近のつくば市役所に関わる様々な出来事について新聞やテレビ等の報道を見て市民からの問い合わせが数多くあります。このような状況について執行部としての指導力が問われますが、一方、職員の立場としての認識を指摘も聞きます。議会でも何度となく議員からも質問等がなされているのも現状です。様々な要因があるかと思われますが、行政に関わる職員は市民の代理者としての自覚が求められていると思われますので、職員の権利や人権に配慮しつつどのような改革が示されるのか伺いたい。

市庁舎の建設に関して
 合併して10年目を迎え、相変わらず五つの庁舎で業務が行われているが、この間、議会でも庁舎の建設について質問が出されてきています。しかし、今日まで庁舎は建設されていません。庁舎建設に向けての建設基金構想を伺いたい。また、財政的に五つの庁舎で業務を行う事と庁舎が一元化されたときとの財政との比較などの年次で試算はしたこはとがあるのか伺いたい。

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