平成22年12月定例会
平成22年12月15日 (一般質問)
五十嵐立青
1 世界都市戦略の展開について
2 農産物の輸出について
1 世界都市戦略の展開について
22年6月議会において、「世界都市」に向けて戦略の重要性について質問を行った。ここでは、自治体間ネットワーク、市内外国人のためのサービス向上、在住外国人との交流機会増加のためのフットサルイベント、国際的飢餓と途上国の健康のためのtable for 2 などについての議論を行った。世界都市は国際貢献、多様性等の基準で認定されていくが、つくばは世界の他都市にない特徴を活かしていくことで、独自の国際的地位を築くことが可能であると考える。
世界都市戦略の一つとして他国籍企業の誘致は王道ではあるが、企業の誘致はまさに世界規模で行われており参入するためのコストも非常に高い。そこでつくばが取り得る国際戦略として、世界的な評価を受けている国際NPO、NGO、社会的企業の拠点作りが考えられる。世界的な認知度が高いNPOやNGOが数多く集う自治体を目指すことで以下のような効果が期待される。
(1)シティセールス分野:つくば市のシティブランディングの面から国際的地位の向上への効果、グローバル人材の集うまちというシティセールスに向けた効果、
(2)教育分野:市内教育機関との連携によるつくば市の子供たちへの国際理解教育への効果、
(3)地域経済分野:各地域での国際的イベント等を通じた交流による地域活性化の効果、
(4)政策立案分野:社会的企業による市の政策への反映による政策レベルの向上の効果
これら(1)〜(4)の分野についての市の考えと、国際NPO、NGO誘致戦略に関する市長の考えを伺います。
2 農産物の輸出について
H22年3月議会で、つくばの農産物を東アジア中間層9億人に向けて輸出していくオールジャパンの取り組みを進める提案を行った。その後勉強会が開催される中で、茨城県においても輸出促進の試みが検討されている。つくばは輸出事例を検証している地域リーダーとして茨城県の取り組みに対して大きく貢献できるものと考える。そこで:
(1)現在の茨城県との輸出促進に向けた情報共有体制の確立
(2)茨城県が全面的に輸出促進に向けた活動を進める際に、つくば市が率先してその事業に参加する考え
について伺います。