平成23年 3月定例会
平成23年3月8日 (一般質問)
五十嵐立青
・世界都市戦略の展開の中の社会的企業支援策について
・病児保育について
1 世界都市戦略の展開の中の社会的企業支援策について
平成22年6月議会、12月議会において、「世界都市」に向けた戦略構築について質問を行った。戦略の一つとして世界的な評価を受けている国際NPO、NGO、社会的企業の拠点作りを提示し、シティセールス、教育、地域振興、政策立案の点から効果が期待されることは議論をした通りである。今議会ではあらためて、社会的企業についての認識合せと可能性の提示を行う。
社会問題を企業的手法で解決することを主たる目的としている「社会的企業」は、行政との連携により潜在力をより顕在化させることができると考えられる。社会的企業とは先進的取り組みを多く進めることが多く広義の実験都市の意味においてもつくば市が起業家の誘致・支援に努めることは上記の政策効果が期待される。そこで
(1)社会的企業がつくばで果たしうる役割について
ア 現在つくば市において行政で担いきれない政策分野にはどのようなものがあるか
イ 行政で担いきれない政策分野が社会的企業に担われることで期待される効果はどのようなものがあるか
ウ 社会的企業の設立・運営支援による想定される行政のメリット、企業のメリット、市民のメリットにはどのようなものがあるか
エ 以上を踏まえたつくば市の社会的企業支援方針の策定
以上4点について市の考えを伺います。
(2)社会的企業に対する具体的な支援策として
ア 人材確保支援
必要な人材の確保と市内の雇用への貢献のための社会的企業に特化した就職説明会の開催と情報提供
イ 広報支援
企業情報や事業情報を積極的に市報やHP、ソーシャルメディアを活用して掲載していくことでの公的な信頼性醸成と広報支援
ウ 資金支援
社会的企業の大きな課題である創業資金やつなぎ資金を支援するためのアイラブつくばまちづくり補助金を拡大した社会的企業支援ファンドの設立
以上3つの支援策について市の考えを伺います。
2 病児保育について
急な発熱等により保育所で預かることができなくなった子どもに対応するための病児保育体制について、平成20年12月議会、平成22年9月議会で質問・提案を行い、検討する旨の答弁がなされた。今後の課題整理のために
(1)各種データについて
ア つくば市の保育所利用者数
イ 6歳未満の子どもがいる核家族数とその経年変化
ウ 全保育所利用者のうち病気による欠席者数
エ 欠席者数から推計される病児保育実施保育所の必要数
オ 病児保育を実施においてかかる費用(設立時・1日当たり)
以上5点について伺います。
(2)保護者のニーズ調査について
ア 実際に子どもが病気で仕事を休む日数は年間何日程度あるのか
イ 病時に子どもを預かってくれる家族や知人はいるか
ウ 病児保育を利用する際に希望する利用料金はいくら位か
以上の内容を中心としたニーズ調査を行うことについて市の考えを伺います。