平成30年12月定例会
平成30年12月12日 (一般質問)
小森谷佐弥香 (つくば・市民ネットワーク)
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・ICT教育の在り方について
ICT教育の在り方について
AI(人口知能)技術の登場により、これまで人間にしかできないと思われていた仕事の約半分が今後10〜20年程度でロボットなどの機械に奪われるであろう、という衝撃的な予測がオックスフォード大学の研究チームから発表されています。
そういった時代を目前に、国は新学習指導要領において、「情報活用能力」を「学習の基盤となる資質・能力」と位置付けるとともに、「各学校において、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習活動の充実を図る」など、より積極的にICTを活用することを求めています。
しかし、この「ICT活用」の推進によって、AIが苦手とするコミュニケーション能力や理解力、応用力、発想力、柔軟な判断力を培う時間や予算が削られるのではないかと危惧します。
そこで、以下お聞きします。
(1)10月31日の総合教育会議において、電子黒板を2019年度に300台・2020年度に200台配備したいと総合教育研究所から予算要望があったが、その整備のための費用はどの程度かかるのか。
(2)電子黒板を使用しなければできない授業とはどのようなものか。
(3)電子黒板やタブレットは、特別支援教育にこそニーズがあると言われているが、導入の実態はどのようになっているか。
(4)いわゆる「AIの時代」に向けて、今の子ども達が獲得すべき能力はどのようなものと考えているか(オランダ視察の知見も踏まえて)。