令和元年9月定例会
令和元年9月12日 (一般質問)
北口ひとみ (つくば・市民ネットワーク)
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・学校図書館司書教諭補助員配置事業について
・県立高校の中高一貫併設について
1 学校図書館司書教諭補助員配置事業について
学校図書館司書教諭補助員配置については、2003年「つくば市のすべての学校図書館に、専門職としての自覚と知識、向上心を持った、専任の司書の配置を求める請願」が全会一致採択され、配置が始まりました。
つくば・市民ネットワークは2004年の初当選から、この学校図書館司書教諭補助員配置の充実を提案してきました。
2016年、五十嵐市長に交代し、市長マニフェストにも「学校図書館の充実」が掲げられ、出勤日数など拡充し徐々に充実に向かっていると評価しています。
とはいえ、司書補助員の配置は小学校にとどまり、これまでにも要望は多々出されてきましたが、中学校へは未配置です。
小学校の配置については、スタート当初の1日4時間という勤務体制は変わらず、義務教育学校など1000人を超える過大規模校でも1人しか配置されておらず、貸し出し時間帯や授業活用が制限されている状況と思われます。
また、現在、学校規模に応じて出勤数が決められていますが、いずれも長期休暇時等に出勤できないため、蔵書の点検・管理ができにくい状況です。以前、一般質問では長期休暇中に図書司書教諭をはじめ、教員が蔵書点検する旨の答弁がありましたが、働き方改革が急務となっている現状では、こういった蔵書点検も厳しい状況と考えます。
小学校全校へこの司書教諭補助員配置が開始して13年が経過しました。周辺自治体の状況も合わせ、見直しが必要と考えます。
以下を伺います。
(1)市長の目指す「学校図書館の充実」について
(2)蔵書管理の方法について
(3)学校図書館司書教諭補助員配置の考え方・基準について
(4)中学校への配置についての見解
2 県立高校の中高一貫併設について
先日来、TX沿線の児童生徒数の急増が推計で確認され、今後学習環境の確保として、学校建設もせねばならない状況です。将来的な状況も見据え、自転車等での通学範囲に高校を設置してほしい旨の要望があり、市長公約事業のロードマップでも「市内の子供が通いやすい私立高校を誘致するとともに、茨城県に対して県立高校の設置要望を行う。」とあります。
このような中、県教育委員会は、2019年2月に新たな県立高等学校の改革に向けた「県立高等学校改革プラン」と、基本的な方向性を示した「基本プラン」(2020年度〜2026年度)を策定し、中高一貫教育の大幅な推進を行うとのことで、実質、高校から受験できるクラス数が激減します。
そこで、以下について伺います。
(1)「県立高等学校改革プラン」の概要について
(2)つくば市内の卒業生の進路で、「県立高等学校改革プラン」に該当する高校への進学状況について
また、このプラン実施による影響をどのように認識しているのか。
(3)県立並木高校が並木中等教育学校になったことによる変化や影響について
(4)市民からの高校に関連する要望について
(5)茨城県に対する県立高校の設置要望の詳細について