平成21年 6月定例会
平成21年6月9日 (一般質問)
橋本佳子
1.就学相談と特別支援教育支援員について
2.放課後学童クラブへの障がい児受け入れについて
3.現庁舎の利活用方針について
4.市民ホールの管理体制について
5.国民健康保険について
1.就学相談と特別支援教育支援員について
障がいを持つ子供の保護者にとって、学校への入学は大変重要な課題です。地域の中学校へ入学した児童の保護者から、「母子通学する中で自身が病気になってしまい、子どもにつけないことから長期の欠席になっています。これでは子どもの自立もできません。今は、養護学校の転校を考えています。」という相談がありました。他にも「小学校への入学決定がはっきりしないので親子ともにとても混乱した。」という相談もありました。保護者が地域の学校への希望をした時には、丁寧な就学相談と学校の決定に際しては、ゆとりを持ち責任のある対応をとること。教育的配慮に立った特別支援教育支援員(教育補助員)の配置の徹底を進めることを求めます。
2.放課後学童クラブへの障がい児受け入れについて
発達障害を持つお子さんの保護者から、「学童クラブの利用を断られそうです。」という相談がありました。国の補助制度の中で進められた今年度からの事業ですが、保護者と市の関係者との懇談の中で様々な課題が見えてきました。他の児童クラブでも同じような問題がでてくると思います。障がい児加配の指導員は、保育士や社会福祉士などの有資格者を雇用することと研修の位置づけで受け入れ体制や環境を整えることを求めます。
3.現庁舎の利活用方針について
パブリックコメントや地域懇談会で様々な意見が寄せられたと思います。私は谷田部地域の懇談会に参加しましたが、現庁舎の撤去については、市民との議論が尽くされていないということを改めて実感しました。金額の多い少ないで片づけられない地域の暮らしがかかっているからです。出された意見に返事を書いて若干の修正で終わらせては、理解はえられません。まず、庁舎の撤去の案は凍結し地域活性化のための利活用方針を各地域で議論することを求めます。
4.市民ホールの管理体制について
市民ホールは、様々な催しものを開催するたびに、多くの市民が集まるところです。特に土・日・祭日に計画されることが多いと思います。安全のための管理体制、防火体制はどのようになっているのでしょうか。
5.国民健康保険について
保険料が払いきれない子育て世帯に資格証明書を発行したことが社会的問題になりました。批判を受け子供には短期保険証が発行されました。今度は後期高齢者医療の保険料滞納者に資格証明書が発行されることに対し対応が求められています。さらに豚インフルエンザが拡大するなかで保険証がない世帯に発生した場合はどうするのか対応を求められています。今払いたくても払えない人から保険証を取り上げてきた矛盾がふきだしています。
資格証明者の発行をやめ、保険料の値下げや必要とする人が受けられる保険料の申請減免の要綱を一刻も早く完成し救うことを求めます。