令和7年定例会6月定例会議
令和7年6月11日 (一般質問)
伊藤文弥 (つくばクラブ)
・つくば市の不登校児童生徒支援事業の更なる充実について
・生成AIの利活用による業務効率化と質の向上の推進について
1 つくば市の不登校児童生徒支援事業の更なる充実について
つくば市では「一人ひとりの子供たちが幸せな人生を送ること」を教育の最上位目標として掲げ、校内フリースクールの全校設置、民間フリースクールへの補助制度など包括的な支援体制により、全国的に不登校児童生徒が増加する中で減少傾向に転じるという成果も出ています。
しかし、現場の声を聞く中で、校内フリースクールの運営の学校間格差、民間フリースクール月謝補助の支給期間や対象要件、支援制度につながっていない児童生徒の実態把握など、運用面での課題も見えてきています。
つくば市の先進的な不登校児童生徒支援事業をより効果的に運用し、全ての子供たちが適切な支援を受けられる体制の構築に向けて、以下の点について伺います。
(1) 校内フリースクールの運営について
ア 各学校における運営方針の違い
イ 支援員・補助員の勤務体制と業務記録の管理状況
ウ 保護者と支援員の面談機会の確保
(2) 民間フリースクールの支援制度について
ア 月謝補助の支給期間短縮
イ 月謝補助の対象要件(30日以上欠席要件)
ウ 運営補助制度における年齢や支援ニーズに応じた補助のあり方
エ 補助制度の運用ルールの明確化
(3) 不登校児童生徒支援事業の効果と今後の方向性について
ア 不登校児童生徒数の推移と減少の実態
イ 不登校の状態の多様化と現状の把握
ウ 不登校支援の取組が学校全体に与える効果
2 生成AIの利活用による業務効率化と質の向上の推進について
つくば市では市長公約ロードマップにおいて「生成AIの利活用を推進した業務の効率化と質の向上」を掲げ、2023年4月から先進的に生成AI導入を進めています。
筑波大学との産学連携による議事録分析システムやつくば市データ分析プラットフォームの構築など具体的な成果も見え始めていますが、利用率の向上や従量課金制による利用制限など、運用面での課題も存在します。今後更なる業務効率化と質の向上を図るため、以下の点について伺います。
(1) 生成AIの活用状況について
ア 生成AIを利用する職員の推移
イ 従量課金制による利用制限の課題と改善策
(2) 今後の取組と課題対応について
ア 生成AI活用におけるリスク対策
イ 研修実施状況と受講者の業務改善効果