平成21年 9月定例会
平成21年9月9日 (一般質問)
田宮直子
1.食育基本法に対する市の取り組み現況について
2.行動計画上の田園空間施策について
3.学校給食への地産地消導入施策について
4.故郷の食と不可分の観光政策について
1.食育基本法に対する市の取り組み現況について
(1)平成15年3月定例会で行った食育関連質問に対し前向き答弁を受けてから6年半余りが経過。その間、17年に国は『食育基本法』を施行したが、基本法を踏まえ当市の取り組み現況を伺う。
(2)平成14年4月1日、福井県小浜市が全国地方自治体最初の『食のまちづくり条例』施行。16年12月1日、『食育文化都市』を宣言。その宣言書に、『身土不二(しんどふじ)』という広辞林にも記載されていない熟語が記されている。この言葉に対する当市の解釈を伺う。
2.行動計画上の田園空間施策について
(1)去る8月1日配布のつくばスタイル行動計画・田園空間に〔地産地消の実施〕とあるが、その実施計画を伺う。
(2)地産地消の実施に食料の輸送距離、フードマイレージ導入とあるが、『身土不二』に基づくと日常生活に必要な食料を入手する範囲は半径5キロメートル、徒歩約1時間とのこと。
市が考える地産地消のフードマイレージは何キロメートルかを伺う。
(3)グリーンバンク制度の導入とあるが、当市の耕作放棄の畑・田圃は何ヘクタールかを伺う。
(4)新規就農者に対する財政支援の可否を伺う。
3.学校給食への地産地消導入施策について
(1)福井県小浜市の地場産給食の取組は地域農家が連携して安全な野菜・米を毎朝学校へ届けるそうですが、当市で地場産給食策が可能かどうか伺う。
(2)農家の課題として、収入が少ない・後継者不足・高齢化などが挙げられるが、小浜市方式を採用すれば、農家は安定した収入が保障されて、田園都市つくば市らしい農業施策が実現するのではなかろうか。
4.故郷の食と不可分の観光政策について
小浜市はバブル崩壊後、平成4年に134万人を数えた観光客が平成11年には76万人に落ち込んだが、16年『食育文化都市』宣言以降、伝承食や四季折々の故郷の食でもてなし心で観光客を迎え入れているので、年間平均160万人に増加した。
ついては、当市が社会に誇れる伝承食と故郷の食を生かした観光政策の取り組みについて伺う。