平成18年12月定例会
平成18年12月13日 (一般質問)
今井孝
1.吾妻地区
2.つくば駅駐輪場前の通学児童の安全対策について
3.新型インフルエンザの対応について
4.国語力の強化に向けて
5.「放課後子どもプラン(仮称)」について
1.吾妻地区
通学路の整備について
吾妻地区の保護者から、通学路の整備について要望を戴きました。側溝に蓋が無い通学路で、登下校する児童に危険との事。この通学路は、車がすれ違う時など、歩道に幅寄せをされ、通学する児童に負担がかかっていました
今回、吾妻地区の通学路整備を進めるにあたり、現在通学している児童の安全確保を十分に図りながら進めて戴きたいのですが、事業内容や現在の進捗状況についてお伺いします 事業箇所・整備費・工事期間など、また当該学校との安全面の打合せで配慮していく点などご説明をお願いします
2.つくば駅駐輪場前の通学児童の安全対策について
先の議会で予算化され、中央公園西側に駐輪場が設置されることになりました。この駐輪場の整備にあたり、隣接する吾妻小学校に通う児童の安全確保が求められます
駐輪場の利用者と横断歩道を渡り正門から入ろうとする児童の交差が心配されますので、通学児童・歩行者への安全対策についてお伺いします
またつくば駅に隣接した学校であること、駐輪場出入り口付近であることから、児童の朝の通学時間帯に常時監視員を配置するなどして、児童が安全に横断できるよう、目の行き届く人の配置を要望したいと思います
3.新型インフルエンザの対応について
感染力が強く致死率が高いと言われる「新型インフルエンザ」について、つくば市の取り組みを伺います
現在、政府では新型のインフルエンザをいくつかのフェーズに分けて行動計画をつくっておりますが、今年8月の段階で、フェーズ3A(鳥から人にウイルスが感染する警戒期;国内非発生)としています
市としては、県と連携してどの様な対策を進めていこうとしているのか、お伺いします
4.国語力の強化に向けて
平成14年2月20日に、文部科学大臣から文化審議会に対し、「これからの時代に求められる国語力について」が諮問され、文化審議会国語分科会において検討がされました
すでに報告書がまとまっておりますが、その中で、『学校における国語科教育では「情緒力」「理論的思考力」「思考そのものを支えていく語彙力」の育成を重視していくことが必要』と述べています
そこで市内の小・中学校における、国語科の指導の取り組みについて、ご報告をお願いします
学校における読書活動推進の具体的な取組についてですが、具体的に、学校における読書活動の推進のためには、「学校図書館の計画的な整備」「学校教育における読書の位置付け」「望ましい読書指導の在り方」「子供たちが読む本の質的・量的な充実」の四つの観点が重要であると述べられております
これらについての現在の取り組みの状況をご報告願います
最後に「読書指導」の充実について伺います。「総合的な学習の時間」で「読書活動」を取り入れたり、教員が常に付いた形での「朝の10分間読書」の工夫など、つくば市での取り組みの現状と今後出来そうな施策について伺います
5.「放課後子どもプラン(仮称)」について
本年、文部科学省から、「放課後子どもプラン(仮称)」が発表されました
この「放課後子どもプラン」について、県からの説明の内容と現在の市での協議の状況を教えて戴きたいと思います
また具体的にはまだ何も協議が進んでいないかとも思いますので、私の方からこのプランについて、懸念する点について、申し上げておきますので、ご意見をいただければと思います
5月9日のプレス発表を見ると、教育委員会が主導して、福祉部局との連携の下で、「地域子ども教室推進事業」(文部科学省)と「放課後児童健全育成事業」(厚生労働省)を一体的あるいは連携して実施する「放課後子どもプラン」を創設するとなっています
学童クラブは、働く親にとって安心して子どもを預けられる場所、児童にとっても第2の家庭の様な場所であります。全ての児童を対象にした事業とは、はっきりとした違いがありますので、学童クラブの保育という側面を失わないように進めるべきではないかと思います
またこのプランの中では、全ての児童が対象と言うことですが、目が行き届く事業を進めるためには、文科省の想定している人員の確保策では無理があるのではないかと思われます。児童の学校内での安全が確保されるのか、また下校時間が遅くなることから、冬期など児童の下校時の安全対策に問題が出るのではないかと思います
さらに既に現場の教職員が多忙な状況の中で、次の授業の準備に充てたい放課後を、このプランによってさらなる負担が発生することは無いのかと心配しております
以上3点について、現段階でのご意見をお伺いします