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会派代表質問・一般質問一覧

会議名

平成16年 3月定例会

質問日

平成16年3月8日 (会派代表質問)

議員名

滝口隆一

通告内容

1.市政運営の所信について
2.アグリパークについて
3.新庁舎について
4.固定資産税の優遇措置について
5.楽しみながら子供を育てるまちづくりについて
6.安全な暮らしを守るまちづくりについて
7.市民参加のまちづくりについて
8.環境都市つくばについて
9.体験学習施設について
10.文化芸術条例について
11.図書館ボランティアについて

質問要旨

1.市政運営の所信について 1頁
 地方自治法第2条に地方自治体の仕事として、「地方公共の秩序を維持し、住民の安全、健康及び福祉を維持すること。」とされています。そして、この仕事を実現させるため、藤澤市長の所信表明にあるように、「地方自治体は自らの責任において考え行動し、個性的で活力のある新しい地域社会を創造していく」事になります。私はこのことが大事だと考えます。ところが、これに対抗するかのように、近年、都市間競争なる言葉が使われ、藤澤市長も時折この言葉を使われているようであります。さらには、教育も競争だと教育の分野にも持ち込まれています。私は都市間競争は地方自治体には馴染まない言葉と思います。同じく所信表明にあるように「人が困難や不幸に見舞われている時、地域社会や隣人たちが進んで手助けしたり、隣人の喜びを我が喜びとして分かち合える人間のやさしさに根ざした心の通い合うまちづくり」にならないと考えるからです。市長は、今回の所信表明には都市間競争の言葉は使われておりませんが、どうように整理されて、今回の所信表明になったのでしょうか。
2.アグリパークについて 8頁
 二つ目はアグリパークです。何よりも、50億円か、60億円か、大変な税金を投入するのに、実施の必要性、全体計画、財政計画、運営計画、運営主体何も議会に示さずに、造成工事に入ってしまう。こんなトップダウンで議会無視のやり方は経験したことがありません。どうしてこのようになるのでしょうか。つくばの農業を再生させるために何が必要か。これだけのお金を使えば、農産物の価格補償や新しい農業者への援助などもっと地道な取り組みができると考えますがいかがでしょうか
3.新庁舎について 20頁
 新しい市役所、市庁舎建設についてです。葛城なら 150億円、竹園なら 200億円。これは豪華庁舎です。この間の論議を眺めさせていただいていますが、場所の設定、資金計画だけが優先させられています。市民の利便と行財政の効率化の点から、現庁舎の役割、市庁舎統合の必要性、新庁舎建設の必要性が論じられていません。これはどうしてでしょうか
 これを論じながら、現状維持とか、例えば谷田部に集中する現状地統合とか、新規統合建設するとか、それぞれの根拠を示すべきではないでしょうか
4.固定資産税の優遇措置について 16頁
 固定資産税関係の優遇措置についてです。財界の戦略では、生産は海外に出し、国内では高い技術開発を行う方向性を示しています。こういう立場で進出してくる大企業は、つくばに必要性を求めてくる企業です。これまで立地した企業はほとんどそういう企業です。こういう大企業に優遇措置が必要なのでしょうか
 また、こうした優遇措置を行えば、すでに進出した大企業からも優遇措置を求められることは無いでしょうか
 今つくば市が進めている、ベンチャー企業創設及び運営、中小企業への援助については、別であることを一言しておきます
 これに関連して、調整区域に5ヘクタール以上の大規模開発に積極的に道を開く要綱を市は作りました。 100歩譲って、優遇措置まで作って沿線開発に大企業を呼び込もうとするなら、簡単に調整区域を明渡しては、自己矛盾を起こすのではないでしょうか。沿線開発に責任ある態度とは言いがたいものです。いかがでしょうか
5.楽しみながら子供を育てるまちづくりについて 10頁
 次に、楽しみながら子供を育てるまちづくりであります。少子化対策のひとつとして、子どもさんの医療費無料化。幼稚園や保育園のPTA父母会が頑張って4500人もの署名で議会請願され、趣旨採択となったもの。藤澤市長は、1歳上げるのに1億円かかる大変だといわれましたが、アグリパークや市庁舎建設、そして大企業への固定資産税優遇と見てきますと、つくば市には、まだまだお金があるんだということを実感しました。また、戻りますが、所信表明でも思いやりが強調されています。当然、早急に実施されても矛盾は無いと考えますがいかがでしょうか
6.安全な暮らしを守るまちづくりについて 9頁
 犯罪が増加傾向にある中で、防犯対策として、防犯灯を設置する件です。設置要望が多いということですが、つくば市は何メートルに1個所なのでしょうか。柏市では30メートルに1個所です住宅地や通学路に積極的に基準を設け、推進すべきではないでしょうか。懸案となっている筑波地区のりんりん道路、通学路です。ここへの設置は通常ペースの予算化で無く、特別の予算化が必要と考えます。中学生への思いやりの問題です。いかがでしょうか
7.市民参加のまちづくりについて 18頁
 次に市民参加のまちづくりについてです。所信表明では男女共同が強調されていますが、吾妻の駐車場建設では業者のみの意見で進められ、最初の段階からの住民参加は無かったわけです。表面化してから住民との議論が行われたわけです。問題の本質は、何にも無かった商業地区に小学校が建てられれば、今度は学校の近くには駐車場は馴染まないという文部科学省の指導が生きてくるはずです。市はこれをどう考えるのですか。子どもよりも車のほうが大切と考えるのですか。お答えくだい
 市民との協働を求める市の態度として、市民参加の「まちづくり条例、まちづくり基本条例」などの制定が必要と考えますが、いかがでしょうか
8.環境都市つくばについて 6頁
 市は、「環境保全施策を総合的かつ計画的に推進する」としています。作谷地区や桜川河川敷に廃棄物としての枯草や剪定枝のチップを土壌改良として鋤きこんでいた事実が明らかになりました。県は回収し処分する指導をしていますが、市としてはどのように対処されるおつもりでしょうか
 実行者は、市のクリーンセンター運営に関係する業者ですが、こうした勝手なやり方をする業者にどのように対処するのでしょうか
9.体験学習施設について 8頁
 施設設立の市民的意義とめざす内容についておのべ下さい。資金計画についてお聞かせ下さい。陶版美術館を含むものになると思いますが、市長の従来からの市のお金は使わないということが、どのようにつらぬかれるのでしょうか
10.文化芸術条例について 13頁
 文化芸術条例を作る考えとの事。今、何が求められて作ろうとしているのか。側面からの支援というがどういう内容を考えているのか。住民参加をどの程度考えているのか。お聞かせ下さい
11.図書館ボランティアについて 13頁
 図書館ボランティア募集するとの事ですが、どこまでの仕事をお願いするのでしょうか。市民の読書のプライバシーは守れるのでしょうか。お聞かせ下さい

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